2014年1月19日日曜日

撮影好調!富士五湖、撮影の旅

1月18日(土)、河口湖で撮影を行いました

この日は、御岳から田籠師匠、大塚鷹匠、菊池門下生とともに、ロケバスに乗って、一路河口湖へ。鷹匠を目指す女子中学生Sちゃんの撮影と、田籠師匠、大塚鷹匠が装束で、渡りを行うシーンの撮影です。
鷹は4羽連れていきました。

朝10:00鷹をバスに乗せる準備です

鷹匠を目指す女子中学生Sちゃんの家庭訪問して、Sちゃんの暮らしぶりを撮影しました。勉強部屋には、鷹や動物の絵画が飾ってあったり、浜離宮での放鷹術実演会のときの写真など、貼ってあり、鷹匠を目指す心意気が感じられました。
Sちゃんの撮影が終わり、山中湖まで撮影に同行。川でのカモ探しを師匠といっしょに行いました。

鴨のいる場所など師匠の説明に熱心に耳を傾けるSちゃん

川に鴨がいるか見ています。鴨が1羽、バンという鳥が数羽いましたが、バンは保護鳥なので狩りの場所としては難しいと判断しました。
河口湖では、大塚さんが鷹を放ち、師匠が鳩を振りました。鷹の飛ぶシーンをスローモーションで撮影しました。前日は、事務所でカメラマンと助監督、私とで鷹に見立てたスカーフを丸めたものをを投げ、スローで撮影する練習をしました。これで分かったことは、鷹は「投げる」ものではないということ。「押し出す」「鷹の助走を助ける」というイメージでした。

大塚さんとカメラマンたち。緊張の瞬間です
小さな池の向こうに大塚鷹匠。こちらに田籠師匠。間にカメラマンたち。

大塚鷹匠 鷹との呼吸を整えます

映像を見る田籠師匠

優雅に羽ばたく鷹は本当に美しく、大塚鷹匠も、美しいフォームで投げて頂きました。撮影された映像は、映画でお楽しみください。

水に飛び込んだ鷹を落ち着かせるように一人で湖畔に立つ菊池さん

菊池さん。カモのいる湖に飛び込んだ鷹を救出しました。おてんばな鷹の一面も。でもそんなむじゃきな鷹がかわいいという菊池さん。

バスの中で撮影した映像をすぐにパソコンに取り込みチェック

川井助監督。撮影した映像を確認する田籠師匠と大塚鷹匠。伝統の技を記録したいという田籠師匠の願いを、少しでも達成できるように頑張ろう! スタッフの皆さん、宜しくお願いします。
また、この映画を応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございます。

2014年1月17日金曜日

語り 宇崎竜童さんに決定!


映画の語りを宇崎竜童さんにお願いすることになりました。
映画といえば、以前、映画のスチールをお願いしたことがあって
、また平林プロデューサーが講談社時代に、宇崎さんをゲストにお招きして
講演会を行ったそうです。そんな関係もあり、快く引き受けてくださいました。

とても楽しみです!

2014年1月13日月曜日

映画完成に向けて!


心を新たに映画完成に向けスタッフ一同奮闘中!


新年は、浜離宮の放鷹術披露での幕開けです。初お披露目の鷹を拳に据えて登場した鷹匠たちもいて、緊張とすがすがしさのある新年でした。また、映画のポスター、チラシもできて新たなスタートとなり、広報、PRもますます活発に行ってまいりたいと思います。


また、多くの皆さまから激励のメッセージが送られ、皆さまの期待に添えるようしっかりしなくちゃと気を引き締めているところです。スタッフも皆さんの声に励まされ、奮闘中です。多くの皆さまからの意見や賛同のメッセージとても励みになりますし、嬉しいです。


音楽づくりもスタートです!


音楽を担当頂くのは、作曲家でパーカッショニストの武藤智史さんです。この日は、テーマ音楽の打ち合わせ。バリエーションの異なる音楽を聞かせて頂きました。山々の自然と鷹匠と鷹がいるような空間、とても良い音楽でした。実際に、鷹匠と鷹に会ってもらい、そのイメージで作って頂きました。
また、スチールドラムのような音が出る楽器で、イメージづくりなど。川井助監督が、叩いてみました。余韻がきれいな楽器でした。


音楽も楽しみにしてくださいね。

それから、特別試写会については、前回の情報に掲載していますが・・・・
4月10日(木) 日比谷コンベンションホール(日比谷図書館)で行います。
上映は13時、16時、19時の3回です。入場料は予約1300円、当日1700円です。
お申込みはFAX03-5574-7183。 E-mail nukumedori@bosch-inc.co.jp
是非、お待ちしております。



2014年1月7日火曜日

1万人が感激!浜離宮庭園で放鷹術披露

1月2日、3日は、浜離宮庭園で諏訪流放鷹術保存会による放鷹術の実演がありました。2日間でおよそ1万人。開園と同時にお客様が場所取りをするほどの人気ぶりでした。鷹のファン、鷹匠のファン、また年始の縁起として毎年来るひともありました。
 



映画の撮影隊は、全部で6名。カメラは4台。鷹の動きや、鷹匠の表情や動きをとらえたい。そして記録してゆくことが後世に伝えられる手段であり、二度と同じ映像は撮影できないので撮影スタッフも実演中は必至で、鷹匠さんたちの動きを追いかけます。
そして、実演会のだいご味は、鷹と身近に接することができること。特に子供たちのキラキラした目が印象的でした。
鷹匠の皆さんも、質問にはひとうひとつ丁寧に応えていました。




こうやって、鷹狩の文化を伝えていくことが、とても大切であり、私たち映画でこの会場に来られない多くの方々に、この様子を知らせてあげたい。とういう気持ちで撮影を続けました。



実演の出番を待つ間は、鷹をこぶしに据えて、静かな時を過ごします。
鷹の運動を促すことと、フンをさせることにより、体調を整える意味があります。


森に迷い込んだ鷹を追う場面もありました。多くのお客様が心配してくれました。
こういう時にも、鷹匠とお客様との交流が生まれ、より鷹狩文化に興味を抱いてくれているようでした。




嬉しかったのは、会の主催者様が、大変協力してくださり、映画のチラシを受付で配ってくれたことです。こういったことが、本当にありがたく、映画づくりの支えになります。
鷹狩の場であったこの庭園の歴史を感じつつ、この地で放鷹術の実演を行う意味を伝えなくては、と強く思いました。


2日の午前の部が終えて、一息つく撮影隊。平林プロデューサーの奥さまがおにぎりと煮物を差し入れてくれました。本当に疲れがとれる思いでした。
3日はお昼抜き。というのも、鷹の捜索があり、撮影隊は師匠たちに、夕方17時まで密着していましたので食事もとれず仕舞。ああ、ドキュメンタリー泣かせ・・・。撮影スタッフの皆さん、ごめんなさい!


あれも、これも一部終始を記録しようという思いの表れです。そんな映像を是非、スクリーンで皆さんにお見せしたいと思います。

口伝えでも結構です。是非、鷹狩文化、そして映画「ぬくめどり」への支援を宜しくお願いします。